室外機の最適な設置場所はどこ?雪国で後悔しないために知っておきたい2つのポイント。
雪国で後悔しない室外機の設置場所とは。
雪国では室外機をどこに置いたらいいんだろう。
最適な設置場所が知りたい。
雪国生まれ雪国育ち、凍えてそうなやつらは大体友達の筆者がそんなお悩みに答えます。
雪国で抑えておきたい室外機の設置ポイントはこの2つ。
この記事を読めば、雪国の最適な室外機 設置場所がわかります。
これを知るだけで冬場の労力が格段に減りますよ。
除雪が大変な地域にお住まいの方は必見です!
アクセスは短く!除雪箇所を最低限にする。
除雪を楽にするには除雪をしないことが大切です。
え、何を言ってるの……?
除雪をしない、つまり除雪する箇所を作らないことです。
お家の美観を優先すると、兎角後ろに追い込まれがちな室外機。
室外機までの距離が遠くなればなるほど、その区間を除雪しなければならなくなります。
そのため、室外機までのアクセス経路は極力短くしましょう。
わずか数メートルの距離でも1mも雪が積もれば体積はもちろん、重量はとんでもない重さになります。
- 新雪:50kg/㎥
- 湿った雪:500kg/㎥
わが家もご多分に漏れず、家の裏側に設置しましたが、幸い角地だったので隣接道路から簡単にアクセスでき事なきを得ました。
隣接道路が無かったらと思うと絶句です。
高脚置台に乗せて雪に埋もれないようにする。
室外機は必ず高脚置台に乗せましょう。
限りある予算をそんな地味なのに使いたくないなあ。
大切な予算、華やかな家具や生活を便利にする家電に使いたいと思われるかもしれません。
しかし、この地味な置台がスノーシーズン、縁の下の力持ちになるのです。
驚くべき高脚置台の効果。
豪雪地帯ではたった一日で腰まで浸かるほど雪が積もることがありますが、室外機の高さは1mもありません。
なにも対策していなければ一晩でいとも簡単に雪の中です。
室外機が雪に埋もれてしまうとエアコンの効率は下がり、消費電力は増加してしまいます。
結果、電気代に影響を与えることも。
温風がでにくくなるだけでなく電気代まで……泣きっ面に鉢とはこのこと。
そのため室外機はできるだけ理想的な状態にしておくことが大切です。
高脚置台に乗せておけば、置台分の積雪から回避することが可能です。
それでも豪雪時には置台を超えた雪で室外機が埋もれてしまうこともあります。
さすがにそうなれば除雪が必要ですが、高脚置台なしに比べると除雪回数は格段に少なく済むでしょう。
実際にわが家も高脚置台のおかげで余程のことがなければ除雪していません。
最強の室外機設置場所はここだ!
ズバリ雪の積もらない屋根の下です!
そんなところある〜?
例えば、カーポートや玄関ポーチなど屋外でも屋根があるところはあります。
屋根の下であれば当然雪は積もらないので、室外機までのアクセスのしやすさや置台について考える必要がありません。
室外機の設置には基準がある。
ただし、そんなに都合よく室外機を設置することはなかなか難しいです。
というのも室外機には設置のために定められた各メーカーの決まりがあります。
これらの仕様を満足して設置しなければ、エアコンは正常に能力を発揮することができません。
カーポートの下に持っていこうと、無理に配管を伸ばせばエアコンの運動効率は低下してしまいます。
雪に埋もれてもいないのに効率が悪いなんて本末転倒じゃないか。
除雪を心配するがあまり、無理な施工やおかしな間取りはやめましょう。
必ず各メーカーの取扱説明書に基づいた施工をしましょう。
雪国の室外機 設置場所まとめ
いかがでしたでしょうか。本記事のまとめはこちら。
除雪を意識した位置や高さに室外機を置きましょう。
「豪雪地帯のハウスメーカーや工務店ならこの点は考慮しているんじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、ご近所さんでも
「なぜこんなところに……」
と思う過酷な場所に設置された室外機は沢山あります。
特に夏場に家づくりをしていると、除雪の大変さを忘れてしまいがちです。
自分でも除雪シーズンをイメージしておくことが大切です。
余談…
高脚置台も数万円と安くないので、ハウスメーカーや工務店からは
旦那さんが除雪を頑張ればいいですよね?(笑)
なんて笑えないことを言ってきたりします(実話)
できない約束はダメ、絶対。
ということで雪国の室外機おすすめ設置場所でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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